<第22回> ☆★☆ 勝つための競争力 ☆★☆
<メルマガ第19回> カテゴリー1:全般
今回は『勝つための競争力』についてです。19回では「『負けない』
ということは『引き分け』でもいい・・」と表現しましたし、「競
争相手からからあまり離されずに、追いかけることも一つの方法」
と言いました。ライバルの真似も負けない手法の一つでした。
★反対に勝つためには、相手より先にやる・・
は大切です。ライバルと違う方法、さらに良い手段を使うのも勝つ
ための秘訣です。ライバルが持てない、真似できない武器を持つの
は必勝法です。そのためには当然ながら、「問題発見」が第一歩だ
と思います。
★自社でやりたいけど出来ていないこと・・
ライバルも出来ないこと。出来れば確実に価値または品質を上げ、
コスト圧縮や納期短縮ができること。
★問題と考えればネガティブ、課題ならポジティブ
例えば、ライバルが導入したから、真似して自社も3次元CADを導入
したとしましょう。でも、「やっぱりベテランは2次元CADしか使え
ないし、若手に3次元を使わせても、設計時間をかける割に、良い
設計にならない」とします。
その問題がある時、CADベンダーや代理店に文句を言ってみます。
でも良い返事が返ってこない。「困った」状態です。
★そんな時、もし良いコンサルタントがいて・・
設計手法に合わせたCADの使い方を指導してくれたり、CADにカスタ
マイズをして、誰でも使いやすくなったとしたら、課題は解決しま
す。問題と考えると文句が出ますが、課題と捉えれば、知恵が働き
ます。課題解決=勝つための方法です。
★そんな事例は山ほどあります
適材適所なシステムを選択し、導入し、トレーニングをしてもまだ
有効に活用できないときは、カスタマイズして、自社独自のシステ
ムに作りかえれば、他社に勝つことができます。
同業の場合にライバルの状況を調べれば、他社も同じところで留ま
っているケースが多いので、先に解決すれば、「負けない」ではな
く「勝つため」の戦術になります。
★今までできなかったことを出来るようにする、それだけです
その為には多少の冒険をして、新しいシステムを作る必要がありま
すが、出来たツールは大きな武器になります。相互に歩兵で戦って
いる戦場で、「一騎当千」の騎馬武者を相手が持つか、自分が持つ
か・・。
経営者の視点で考えれば、どちらが戦いの勝者になるか・・答えは
明らかなはずです。